相場の動きを予測するにはテクニカル指標を使いこなすのが大切

相場の動きを読むためのテクニカル指標の中で、エンベロープ(envelope)は、その名の示すように、移動平均線を上下に包み込むようなラインのことを指します。エンベロープは移動平均線をある一定の幅だけ上下に乖離させることで表わされます。

こうして描かれた上限・下限のラインは、それぞれ「上値抵抗線」・「下値支持線」と呼ばれ、トレンド形成の目安として利用されます。もちあい局面が続いた後、実勢レートがエンベロープの上値抵抗線を下から上に貫けば、上昇トレンドが形成されたと判断し「買い」のスタンスを取ります。

反対に下値支持線を上から下に突き抜ければ、下落トレンドが形成されたと判断して、「売り」のスタンスをとる、ということになります。

「ディクショナル・ムーブメント・インデックス」(DMI)は、マーケットの状況を見極めるために考案された指標で、トレンドの有無やトレンドの強弱を見るトレンドフォロー型の指標です。DMIは「+DI」「−DI」「ADX」の3本の指標から構成されており、「+DI」は正の方向性指標、「−DI」は負の方向性指標と考えられます。

「ADX」はトレンドの大きさを示し、この指標の見方として、「+DI」と「ADX」が一緒に上昇しているときは上昇トレンドの勢いが強く、「−DI」と「ADX」が一緒に上昇しているときは下降トレンドの勢いが強いといえます。より簡単な見方は、「+DI」が「−DI」より上にあれば上昇トレンドの傾向にあり、その逆ならば下降トレンドの傾向としてみなすという見方があります。